「床下換気扇」は、床下基礎に換気口がある基礎換気工法で建てられた住宅で、強制換気が必要な場合に使用します。
それに対し、「床下除湿機」は基礎の立上り部分に断熱材を施工し、建物の外周部で全ての断熱を行う工法で建てられた住宅で使用します。
弊社が開発した電子除湿機「ドライプロ」は、ペルチェ式冷却機と拡散送風機の組み合わせにより床下全体を除湿し湿気・結露等の発生を抑え床下環境を乾燥させます。
【建築基準法で定められた床下構造の基準】
一般住宅は床下の地面からの湿気により、床組みを構成する土台、大引、根太などが腐食しないようにするため、建築基準法で床下構造の基準が定められています。
・ 基礎換気工法:床下基礎に換気口を設け換気を行う工法(※基礎パッキング工法は基礎換気工法に含まれます。) ・ 基礎断熱工法:床下の基礎部は地面からの防湿処置を行い、外気に影響する側面は断熱処置を行う事。(※床下内空間を室内とみなし基礎に換気口を設けない。)
【機械設備による通風、除湿が必要になるケース】
機械設備による床下の湿気・結露対策が必要なケースをご紹介いたします。
・地下水が流れている
・川や池、海などが近い
・水田や湿地を造成した土地である
・敷地が周りの土地よりも低い
・住宅密集地である
・配管から水が漏れている
・台風や大雨で床下に雨水が流入した
・床下のスペースが狭い
上記のようなケースに当てはまらない場合でも、室内からの湿気の流入や基礎コンクリートの余剰水分などにより床下が結露し、住宅構造躯体住宅構造躯体やこれを保護する部分の劣化に至る場合があります。
床下環境をチェックし、結露が発生している場合は機械設備による床下の換気、除湿、乾燥を実施することをお勧めいたします。