走ったり、力を入れているわけでもないのに、歩いているだけで床がギシギシをきしむことはありませんか?また、床板が黒ずんだりしているのであれば床下環境にトラブルが発生している可能性があります。
室内の湿気を吸収してフローリング材が、伸縮・膨張することによりきしみが出ることがあります。
しかし、フローリングではなく、床下の土台がギシギシと鳴っている場合は木材が腐っていたり、シロアリの食害に遭っている可能性も考えられます。 その場合、放置していると床が抜け落ち、修繕に膨大な費用がかかります。
なぜ、床下の土台の木材が腐ってしまうのでしょうか?
それは木材中の含水率が高くなり、そこに木材腐朽菌が繁殖します。木材腐朽菌は木材の主成分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンを分解する能力を持つため木材中の養分が失われた状態になり木が腐ります。
木材腐朽菌は、大気中の湿度85%、木材の含水率が25%以上になると繁殖する条件が整うため、床下の湿度をいかに下げるかが重要になります。